手取り30万 20代後半夫婦・子供2人の家計を診断!
「未婚のときは親元で生活し、親に5万円渡して貯金もしていた。
私は余りお金を使わない方なの」
「一人暮らしで貯金をしていたのだから、結婚しても共稼ぎだから余裕だよね」
と安心ばかりもしていられません。
結婚する事で実際の生活は一変します。
■結婚後に発生する主な支出要素
まずは、人間関係の付き合い方が変化してきます。
今まで甘えるばかりだった両親に対しても、夫や妻と言う他人が付くことで気遣いが必要になります。
親元にいる間住居費はかからなかった。
家賃等はルームシェアを考えれば、ワンルームでいた頃より2人で借りる方がお得と考えるかもしれません。
しかし、今まで1人で生活していたのに突然に自分だけの空間を失うことになります。
結婚の際にこれを懸念する方がいますが大丈夫ですか?
後々子供が出来る事を考えたら、部屋数の多い場所と考えるか?
生活費を節約するために格安物件を狙うか?
格安物件を狙い過ぎて、自炊がしにくくなっては本末転倒になりかねません。
コンビニや外食を中心にし、週1で飲み会に参加したなら食費だけでも2人で月々10万円掛かってもおかしくないのです。
それならば、住まいを充実させて料理をしやすい環境を整えた方が良いでしょう。
2人の新生活スタートに余りケチケチしていては、相手の嫌な部分が見えてきます。
逆に結婚相手が浪費家だと思ってしまっても大変です。
そうならないためにも、世帯手取り30万前後の家庭はどのような内訳で生活しているかの目安を知っておくと良いでしょう。
また、結婚後に子供が出来る事でどのような変化が生まれるかも考慮し、二人の将来設計を考えてみてはいかがでしょうか?
厚生労働省で発表の国民生活基礎調査の内容では、平成26年の全世帯平均取得金額は541万円となっています。
所得から様々な排除が行われると、平均月収は30万円程度と考えると良いでしょう。
★相談者Aさんの家計状況
◆家族構成(年齢)
夫(27) 妻(26歳) 長男(2歳) 次男(5ヵ月)
※現在、奥さんは専業主婦をされています。
◆世帯収入
税込給与:月々40万円ほど
手取給与:月々30万円ほど
ボーナス:夏・冬共に20万円
◆貯金
夫:100万円
妻:200万円
共有貯蓄:100万円
◆世帯支出
■Aさんのコメント
十分に節約しているつもりではいますが、思うように貯蓄ができません。
子供が病気になったらと思うと怖いです。
子供の衣服やオモチャ等必要なものは、お互いの実家からいろいろ貰っているため助かっていますが、貰ってばかりと言うばかりには行かず、お返しを考えた場合に高価な贈り物を見ると負担に感じています。
お互いの両親が来ると1日我が家に滞在するため、昼夜の食事などを豪華にしなければいけないのが食費の負担と感じているのですが、いろいろ頂ものをしている以上不満も言えません。
自動車は結婚以前に旦那が購入したものです。
日常生活に必須でもないため本当は売却してほしいと思っています。
子供が3歳になるころには、1日5時間程度パートに出る事を考えています。
◆標準世帯との比較
住居費
住居費の平均支出や理想的(収入の25%)よりもかなり安く居住先を準備できていると言えます。
光熱費
光熱費も十分な節約が出来ていると言えます。
2016年からの電力自由化、2017年からのガス自由化により各企業が値下げやサービスを行っています。
価格を比較してみてお安くなるようでしたら、乗り換えてみてはいかがでしょうか?
通信費
スマホ費用2台(20,000円)、インターネット接続費用(5,000円)が大まかな内訳です。
スマホは端末代金と月額料金の合計が各10,000円ずつです。
奥さまが専業主婦をされていて自宅で過ごす時間が殆どと言う場合は、インターネットにWi-Fiを取り付けられることで節約してみてはいかがでしょうか?
現状、格安スマホを利用されていないのであれば、かなりの通信費節約が可能となるはずです。
食費・外食費
自炊40,000 外食費10,000の内訳になります。
節約をなされていると思います。
外食を辞める事で、余裕を失うよりも仲良く外食に出かける事も大切でしょう。
しかし収入との収支バランスを考えた場合に、広告の品や冷凍庫を上手に活用する事でもっと節約が可能となるでしょう。
被服費
現在は、双方の両親からの援助で金額が抑えられているとのことです。
それでも幼児期の子供の成長は大変早いため新しい服がどんどんと必要となるため、不安に思う事でしょう。
子供の成長が早いのは、どのご家庭でも一緒です。
ネットオークション等を利用すれば、十分に見栄えのする新中古品などが売っています。
必要の際にはそちらでの購入を気にかけてみてはいかがでしょうか?
交際費
交際費の殆どは、旦那さまの日頃の酒とタバコの費用で、結婚式や親戚の付き合い等ではないそうです。
交際費とありますが、実質は旦那さまのお小遣いなのではないでしょうか?
旦那さまも、結婚前は1日1箱吸われていたところ、2日に1箱まで減ったと言われています。
小さなお子様もいらっしゃいますし、タバコ代を自分の小遣いとして負担していただき禁煙に努めてもらうのが良いでしょう。
旦那さまに伝えにくい場合は、タバコ費用の半分を小遣いとして渡し、体裁上は小遣いが増えたと認識してもらってはいかがでしょうか?
その他
内訳は結婚以前に購入された旦那さまの車のローンが4万円、ガソリン代が1万円。
このほかに自動車保険6,000円と自動車税、車検代がかかるとのことです。
結婚以前はドライブが大好きだったとおっしゃる奥さまも、ローン返済と維持費でドライブが嫌いなったため、最近は旦那さま一人でドライブに出かけているとおっしゃっています。
それでは、奥さまのストレスも増えるばかりです。
返済元金が残り60万円程度なのなら貯蓄で一括払いしてみてはいかがでしょうか?
目に見える負担が減る事で、奥さまも旦那さまと一緒に楽しめ快適な日常を送れるはずです。
貯蓄
現状は突発的な出来事が起こると、収入を全て使ってしまうだけでなく貯金にまで手を出してしまうそうです。
しかしAさんのお宅にはまだまだ節約できる余地が多くあります。
ほんの少しずつでも節約し、ご夫婦のストレスを減らし夫婦仲良く生活できる日を応援しています。
■まとめ
A夫婦の場合は、お子さまが生まれるまでは夫婦共稼ぎで世帯収入が45万円程度だったそうです。当時の生活は余裕を感じており、今よりも食費や交際費が多かったそうです。
子供が出来る事で仕事を辞め家庭に入った事で、自由にお金を使えない、日々の支払いに追われる生活にストレスを感じ始めたと奥さまは語っていました。
A夫婦の場合はご両親がお子さまに関し積極的な援助してくださると言うのが、強い味方となっています。
誰もがA夫婦のように突然の収入の減少に1度は戸惑うものです。
こうなった場合に、あなたは結婚生活に幸せを感じ続ける事はできるでしょうか?
突然の出来事に困らないように、日頃から出来る節約ポイントは抑えておくと良いでしょう。
家計簿アプリもしっかり使っていきましょう 便利♪
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